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2024.08.20

大社高校⚾惜敗で107年ぶりのベスト4ならず

第106回全国高校野球選手権大会 大会第12日 準々決勝 第4試合

大社高校は鹿児島県代表・神村学園と107年ぶりとなるベスト4をかけ対戦。

 

大社高校は初回、1番・藤原選手が四球で出塁後すかさず盗塁を決めチャンスメイク。次打者の内野ゴロで進塁すると、3番・石原選手の内野ゴロの間にホームへ生還し、機動力で先制点を挙げた。

 

一進一退の攻防で迎えた5回、無死1・2塁のピンチとなった場面で、ここまで3試合で401球を投げているエース・馬庭がマウンドへ。不運な形で1点を失うが、後続を気迫あふれる投球で抑えチームを鼓舞した。

 

神村学園の猛攻により2-8で迎えた最終回、藤原・藤江・石原3選手が繋ぎ、4番・高梨選手に逆転へ向けての一打を託す。しかし、無情にも打球は二塁手正面へ行き、全力疾走及ばずダブルプレーでゲームセット。大社高校の熱い夏は終わりを告げた。

 

107年ぶりとなるベスト4進出は逃したものの、全員でいくつもの逆境を撥ね退け戦った大社高校ナインの活躍は、全国各地へ感動を届けてくれたと思います。

熱戦に次ぐ熱戦を支えてきた石飛監督も清々しい表情で選手に声をかけておられました。インタビューでは「彼らは大社の歴史を動かした。」と選手を心から賞賛する姿は指導者の鏡に思えます。

 

アルプススタンドからの大声援、大社高校の代名詞となった“サウスポー”は今後の甲子園でも語り継がれていくはずです。

 

記憶に新しい100回大会の金農旋風にも劣らないほど多くの人を巻き込んで感動を届けてくれた「大社旋風」は間違いなく今大会の目玉になり得るものだと思います。

 

多くの感動をありがとう!大社ナイン最高でした!